May/2012
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ソウルおすすめの美術館ー澗松美術館
 先日ソウル城郭の紹介で、간송미술관(澗松美術館)近くから出発した、と書きました。昨日5月16日、その澗松美術館に行って来ました。
 この美術館は、日本の植民地時代、朝鮮美術や文化財を収集、保存し研究に尽くした전형필(全瑩弼 ジョンヒョンピル)(1906〜1962)氏のコレクションを展示する私設美術館で、「澗松」は彼の雅号からつけられました。
 澗松美術館は、김홍도(金弘道 キムホンド、)신윤복(申潤福(シンユンボク)の風俗画など、韓国に関心を持つ人ならおなじみの人物の作品はもちろん、国宝、文化財を数多く所蔵。残念ながら、春秋の各15日間しか一般公開しておらず、展覧会の時期は多くの人が訪れます。昨日も、平日の午後3時でしたが、20分ほど並びました。昨秋の土曜日昼ごろ行ったときは、3時間待ちでした。
 来館客の中には、グループで来て展示と関係ない話に夢中になったり、ずっと通話中の人も!ちょっとマナーが気になりますが、一方で、グループの中には作品について熱心に話し合いながら鑑賞する人もいたり、また一人で来てじっくり鑑賞する人もおり、この美術展への関心の高さを感じました。
 5月27日まで、10時〜18時、無料。日本から来るのはなかなか難しいですが、展示作品は第一級品がずらりと並び見応え十分、今後もっと注目されてほしいです。

ソウル観光おすすめコース ソウル城郭2
 ソウル城郭は、いくつかのハイキングコースがあります。前の記事で紹介したコース、最初に行ったときは今回とは逆の彰義門から入りました。この方が、景福宮駅からバスでまっすぐ行き、下車後すぐに入り口があってわかりやすいからです。ただ、このコースだと、いきなり急坂を長いこと登らなければなりません。ダイエットには最適ですが、何人かで楽しみながら歩くときは、今回のコースの方が楽です。彰義門は、ドラマのロケ地も多い부암동(付岩洞)にあり、おいしいものもたくさんあるので、ハイキングが終わってからの楽しみもありますし。
 なお、今回のコースのうち写真地図の黄色い部分は、入るのに旅券か外国人登録証の提示が必要です。入場時間は、夏期(4月〜10月)09:00〜15:00、冬期(11月〜3月)10:00〜15:00、月曜休。月曜が休日の場合、翌日の火曜休。
 http://www.jongno.go.krにも情報が出ています。

ソウル観光おすすめコース ソウル城郭1
 ソウルで必ず訪れる場所は、明洞?仁寺洞?主要な観光地には行った、という方におすすめしたいのが、ソウルの街を取り囲むようにあるソウル城郭のハイキングです。
 ソウル城郭は、朝鮮王朝初期の14世紀末に築城開始、15世紀と18世紀に大規模な改築が行われましたが、朝鮮王朝末期〜日本の植民地時代に平地の城郭は撤去されてしまいました。最近の新聞記事によると、全長18余kmのうち12.3kmが復元工事終了。ユネスコの世界文化遺産登録を目指しています。
 昨日5月13日日曜日、私を含め3人の日本人と韓国人の友人2人の計5人で、城郭北側のコースを歩きました。간송미술관(澗松美術館)近くからスタート。バス通りをはさんで美術館の反対側にある城郭沿いの道から入り,ここから창의문(彰義門)まで休憩をはさんで2時間半。霧か黄砂か、白くもやっとしていて、景色は11月に来たときのようにはっきりとは見えませんでしたが、新緑や春の花々の中を、楽しくおしゃべりしながら歩くのはとてもいいものです。私が特に気に入っているのは、景福宮や世宗路が真北から見渡せる風景です。彰義門に近づいてくると、ドラマ・コーヒープリンス1号店でイ・ソンギュン演じるチェ・ハンソンの家だったカフェ、산모퉁이(Corner of the Mountain)も見えます。

釜山のカラオケ店火災
 5月5日晩、釜山のカラオケ店で大きな火災がありました。被害者に日本人がいなかったため、日本では詳しく報道されなかったようですが、死傷者34名という大惨事だったため、韓国の新聞には火災の詳細はもちろん、娯楽施設の安全性の問題も大きく取り上げられました。それらの報道をまとめて紹介したいと思います。
 火災原因は調査中で、天井部の漏電ではないかといわれています。(昨年のカラオケ店の火事197件中約80.2%の158件が、漏電等電気系統が原因だそうです。)大惨事となった原因はいくつも挙げられており、まず従業員らが初期消火に失敗したこと。そのため、消火活動をするうちに火が一気に燃え広がり、119番通報も遅れてしまったこと。避難誘導もほとんどなく、自力で逃げ出した人によると、やっとのことで外に逃げたら、従業員がすでに逃げていたそうです。スプリンクラーの設置もなし。2009年釜山の射撃場で日本人観光客が大勢亡くなった火災の後、娯楽施設でのスプリンクラー設置を義務づけたものの、2010年11月以降にできたもののみに適応され、このカラオケ店は対象外でした。3つある非常口も、通路に酒瓶の入ったケースやごみ箱がぎっしり置かれていて行きにくかったり、避難梯子も撤去されていたりで無用の長物。また、店内をより広く見せるため、迷路のような造りになっていたため逃げにくかったこと、間仕切りやソファ、防音設備が燃えやすく有毒ガスが発生しやすい素材を使用していたためガス室状態になってしまったことも書かれていました。
 死者9名中3名は、自動車部品工場で働く20代のスリランカ人男性。収入のほとんどを故郷に送金していました。釜山、慶尚南道一帯に居住するスリランカ人労働者はおよそ1800名。これだけ出稼ぎ労働者がいるという事実を火災のニュースで知るというのも、悲しいです。娯楽施設の火災は日本でも大きな問題です。亡くなった方々の冥福をお祈りし、今後娯楽施設の安全性強化を願うばかりです。

2012年春 古墳と名刹の旅2
 5月1日の晩は、高霊からバスで釜山に行き、海雲台の東横インに宿泊。翌朝、海辺を少し散策してから、バスで海印寺(해인사 ヘインサ)へ。
 大邱の西南に位置する海印寺は、韓国三大名刹のひとつ。新羅時代の高僧、義湘が華厳経を広めるために建てた十刹のひとつといわれており、建立は802年。度重なる火災で建物はほとんど焼失、朝鮮時代に再建されています。標高が高いせいか、木々の葉の色はまだ平地より薄く、新緑のいい香りが……。それは、日本の山でかぐにおいのようでした。植生が似ているのでしょうか。ソウルでは、同じようなにおいはしません。植物のこともっと詳しければ、旅もより面白いものになるでしょう……。
 海印寺で特に有名なのは、八万大蔵経と、大蔵経を収める建物、蔵経版殿で、共にユネスコの世界文化遺産に登録されています。「八万大蔵経」の由来は、両面に経文が彫られた木版が8万余枚あることから。蔵経版殿は、朝鮮時代初期の建築物の中でも、特に優れた建築様式で、建築史上においても大変重要視されています。機能的にも大変優れており、湿度や通風が自然に調節されるようできています。そのしくみは……まず、地質そのものがいいこと。地面に塩、炭、石灰等が敷き詰められ、防虫効果はもちろん季節に合わせ湿度を適度に保っていること。しかも、窓のつくりを工夫することにより、通気性をよくしているので、大変科学的な通風システムになっていること……なんだそうです。昔の人の知恵ってすごいですね。
 帰りは、海印寺から大邱までバスで出、東大邱駅に行き、KTXでソウルへ。日本からは、釜山を拠点に回れますので、ぜひ慶尚道の古墳や名刹を訪れてみてください。

2012年春 慶尚道古墳と名刹の旅1
 韓国の古墳と言えば、慶州を思い浮かべる人も多いでしょう。私もそうでした。今回の旅の目的地・慶尚北道高霊の古墳群は、中央日報に出ていた写真を見るまで知りませんでした。高霊が562年新羅に滅ぼされた大伽耶の都だったことも、記事で初めて知りました。それまで、伽耶といえば浮かぶのは、「伽耶琴」だけでした。   
 4月28、29日の蔚山一泊旅行から一旦ソウルに戻り、一日過ごした後、5月1日高霊へ。もともと、蔚山から直接高霊に行くはずが、4月30日が月曜日で高霊の博物館が休みのため、こうなりました。面倒でしたが、韓国では、日本ほどコインロッカーがないので、旅を一泊ずつに分けたのは、荷物が減って助かりました。
 高霊へは、ソウル南部バスターミナルから約3時間40分。下車後、タクシーに5分ほど乗って池山洞古墳群、大伽耶博物館へ。大小200基以上の古墳が迎えてくれます。平野部に古墳がある慶州などと違い、ここの古墳は、尾根沿いに続いてつくられているのが特徴です。ふもとは小さな古墳が多いのに、坂を登るにつれ、規模が大きくなっていきます。身分の高い人ほど上に葬られたのでしょう。
 博物館では、1933年生まれの解説員・文さんからいろいろ興味深い話を聞かせていただきました。特に印象的なのは殉葬の話で、殉葬された人々は、しっかり密閉されていたため保存状態がよく、およその年齢や性別、どのように殺され殉葬されたかがわかるそうです。ある大きな古墳は、36人以上の殉葬者が。古墳群は眺めもよく散策に最適ですが、殉葬の話を聞き、複雑な気持ちになりました。次回は、海印寺へ。

2012年春 蔚山週末旅行2
 蔚山の美しい海岸で散策後、タクシーに乗りホテルへ。女性の運転手は、帰宅途中だったらしく、しばらくブツブツ言っていましたが、夫が話しかけると、ホテル到着までずーっとしゃべりつづけ、最後は笑顔で別れました。ホテルはダブルで1泊5万ウォン(約3,700円)。まだオンドルがきいていて!ちょっと暑かったですが、きちんと掃除されていて、部屋から海も見えるし、快適でした。  
 翌朝、日の出を見るため4時起床。4時半に出発して1時間あまり歩き、간절곶(艮絶串)へ。ここは、韓国で元旦の初日の出が一番最初に見られる所です。あいにく曇りでしたが、雲の合間から日の出を見ることができました。ここの名物のひとつが、1970年代韓国で使われていたものをモデルに作った、高さ5mもある大きな郵便ポストです。「간절곶」の「간절」は、漢字で書くと「懇切」(切なる)という単語もあります。ポスト設置の背景のひとつに、新年の切なる願いが、このポストに投函することによって叶うように、という意味が込められています。実際、このポストに郵便物を投函することができます。
 ホテルの近くの食堂で朝食をとり、部屋で休憩後、徒歩で西生浦倭城へ。(2月、「週末慶尚道旅行2」で紹介済)今回は、観光解説員の方と事前に連絡を取ったので、案内していただきました。長生浦コレ(鯨)博物館まで送っていただき、博物館見学後、近くで昼食。鯨料理の店ばかりでしたが、私がちょっと苦手なので、普通の海鮮料理の食堂へ。その後、駅まで行きましたが列車の切符は完売。バス乗り場に行き、ソウルへ。途中渋滞に巻き込まれ、5時間以上もかかりました。

2012年春 蔚山週末旅行1
 4月最後の土日、夫と蔚山広域市へ週末旅行に行きました。KTX(韓国高速鉄道)のチケットはほとんど売り切れ、水原経由の遠回りの列車でソウル駅から約3時間かけ、蔚山駅に到着。駅からバスに乗り、1時間ほどで대왕암 (大王岩)へ。海辺を歩くのは久しぶり。風は強かったものの、好天に恵まれ、美しい海岸の風景を楽しみました。ソウルにいると、空気が乾いていて日本との気候の違いを感じますが、ここは海風だからか、何となく日本と空気が似ていると思いました。
 蔚山広域市は、韓国の代表的な産業都市で、現代自動車、現代重工業、SKなど韓国の主な大企業が進出しています。恥ずかしながら、蔚山については、地名をかろうじて知っている程度でした。日本人観光客にとって、慶州や釜山はなじみがありますが、蔚山は、ガイドブックにもあまり載っていません。むしろ、出張で訪れる人の方がなじみがあるかもしれません。ソウルでもほとんど見たことのない大工場の群れやたくさんの大型車を車窓からながめ、韓国の経済発展は、こういう所で支えられているのだなあ、と実感しました。さすがに工場のある所は空気が悪いですが、それ以外の場所は、道路や歩道もきれいで、走っている車も、きれいに磨かれているものが多く、まちが豊かであることを感じます。
 大工業都市であると同時に、自然景観にも恵まれているので、韓国の主な観光地は訪れたという方には、ぜひ一度足をのばしてもらえたらと思います。

韓国のショッピングエリア、どこが好きですか?ー日中比較
 

みなさんは、韓国に来たらどこで買物しますか?昨日、今日のニュースや新聞記事に、日本人、中国人観光客の、好みのショッピングエリアの違いが出ていました。
 韓国商工会議所が、韓国の旅行社ハナツアーと、日中の観光客200人を対象に行った調査によると(複数回答)、中国人に一番人気のあるショッピングエリアは東大門、日本人は明洞だそうです。以下、中国人は明洞、南大門、日本人は南大門、東大門の順。  
 この傾向の違いは、関係者によると、中国人は、韓流の影響で、最新ファッションを求め東大門に行き、一方日本人は、海苔など南大門市場の건어물(漢字で乾魚物)、仁寺洞の伝統工芸品を好むことからきているのかもしれないそうです。

 買物の内訳は、中国人が化粧品、衣類、人参やお茶類の順で、日本人が건어물、化粧品、衣類の順。건어물は、干魚を買うわけではないと思うので、多分その多くが海苔でしょう。 
 買うときに決め手となるのは、中国人が価格、品質、ブランドの順で、日本人は、韓国らしいもの、価格、品質の順だそうです。確かに、私もお土産を買うときは、韓国ならではの雰囲気があるものを選ぶようにしています。もっとも、安〜い工芸品は、中国産かもしれませんが……。

韓国人の健康問題ー肥満
韓国に来て、「みんななんてスタイルがいいんだろう!」と思った人は、少なくないでしょう。特に感心するのが、太った中高年女性をあまり見かけないことです。ところが、ソウルに来てからずっと、テレビや新聞でよく、肥満や肥満に関連する病気について取り上げられるのが気になっています。
 「成人男性の3人に1人が肥満」、「成人4人に1人が高脂血症?」「肥満男子高校生の5人に1人が肝臓に問題あり」……私が、昨秋から今春まで、健康関係の新聞記事で切り抜いた見出しの一部です。特に、子どもの肥満は深刻な問題のようで、小中高生18万人対象の調査の結果、高3の肥満は6、7人に1人の割合とか。原因は、睡眠不足、運動不足、油っこいものの食べすぎなどと出ていました。また、週1回以上ファーストフードを食べる割合は、年齢が上がるにつれて増加し、小学生57.71%、中学生64.39%、高校生66.32%。
 また、昨秋の新聞記事なんですが、大腸ポリープの摘出手術も急増、2010年の手術件数は、2006年の約3倍にものぼっています。患者の多くは男性。原因として、食生活の欧米化、喫煙、飲みすぎ、運動不足、ストレスなどが挙げられていましたが、韓国の飲酒文化?を考えると、思わずうなずいてしまいます。
 私自身は、日本にいたときより少し体重が減りました。私の周囲にも、そういう日本人は少なくありません。もちろん、太った日本人もいるでしょうが……。韓国人の肥満率の増加の原因は、上記のようなことはもちろんですが、不規則な食生活(特に夜遅くまで飲食する傾向が強い)と食べる量が多いことも関係あるのではないでしょうか。

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