
大阪弁護士会所属の弁護士康由美さんが、大阪市内でマンションに借りる際、在日韓国人であることを理由に断られ、マンション家主からの賠償請求と、入居差別を放置してきた大阪市の行政不作為を問う裁判の支援集会が10月12日、大阪市中央区のエル大阪で開かれた。
裁判では、入居差別の陰湿さと不当性をあらためて問うとともに、入居差別が不当であるとの判決が確定していながらも、入居差別を是正するために行政がなんら適切な措置を講じていないことは不当との考えから、大阪市の責任も問うている。
この日の集会では、社会の閉塞感とともに高まりを見せる「ゼノフォビア(外国人憎悪)と人種差別禁止法」というテーマで、この入居差別裁判を支援する会の中心的な実務を担う当センターの郭辰雄運営委員長が基調講演したほか、弁護団から今後の裁判闘争の展望、また、康由美弁護士自らが登壇し、提訴にいたるまでの動機やめざすべき共生社会のあり方について発言を行った。

集会の最後には、大阪市および大阪市議会宛てに提出する「入居差別禁止」のための条例制定要求署名運動の提起、裁判傍聴支援についても確認がされた。 この日の集会は、平日の夕方にもかかわらず、約100名がかけつけた。