南北の鉄道連結、南北首脳会談など、朝鮮半島の南北和解・協力の潮流が確実な成果を挙げている中、大阪城公園太陽の広場で10月28日、第23回ワンコリアフェスティバルが開催された。
この日は、前々日、前日の雨模様とはうってかわって、午前中から透き通るような晴天にめぐまれ、ステージが始まる午前11時にはすでに多くの参加者らが会場につめかけ、いつなく大きな賑わいを見せた。
今年のワンコリアフェスティバルは昨年同様、マイマイ(マイグラント、マイノリティ)フェスティバルとの同時開催で、コリア文化はもとより、世界各地の舞台演目や食べ物で会場が埋め尽くし、平和と共生の社会をめざすさまざまなテーマが設定された。
ワンコリアフェスティバルのメイン舞台では、韓国からさまざまな出演者がめじろおし。注目を集めたのは、蔚山こども合唱団の透明感のある歌声、アリラン演劇李ユラ芸術団の華麗なる舞、また、韓国のドラマや映画で引っ張りだこのクォン・へヒョさんやパクヒョンスクさんが、今年も駆けつけ、先日韓国での落語会に成功してきた桂小春団治さんとの異色対談、いま売り出し中の在日コリアンシンガー千詩亜は、ずば抜けた歌唱力で、その存在感を存分に見せ付けた。
一方、会場に目を移すと、各地から準備万端の出店が各種飲食、物品販売ブースを並べ、今年は、韓国農水産物流通公社や済州市主催の物産展、江原道の陶芸品展、さらには昨年に引き続き神戸朝日病院による無料検診ブースが設けられるなど、衣食医が一堂に会した格好だ。
3時以降の後半部ステージでは、朝鮮舞踊研究所舞踊団narusaeによる天にも昇る華麗であでやかな舞が会場を魅了し、コリアンパーカッショングループ「SANTA」による激動と静寂のコラボレート,迫力ある歌声で定評のある朴保(パクポ)バンドによる大地を揺さぶるようなパワフルなステージ、それとともに黒田征太郎さんによる南北から東西から飛び立った鳥がまるでひきつけられるように向かい合う姿がキャンパスいっぱい描くライブペインティングなど、会場は熱情と迫力、感動に満ち溢れた。
最後には、鄭甲寿(チョンカプス)実行委員長の「ハナコール」。毎年恒例のこのコールには、会場からも合唱の波が起こった。
この日のワンコリアフェスティバルにはのべ3万5千人がかけつけ、大阪府、大阪市、在日本大韓民国民団大阪府地方本部、韓国農水産物流通公社が後援したほか、韓国政府の在外同胞政策統括機関「在外同胞財団」の支援で開催された。 |