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■李悠紀ちゃん家族の在留特別許可を求める活動 (背景)

● 当事者(2005年1月現在)

高銀烈(コウ・ウンニョル) 39歳  (1965年12月生まれ)
李悠紀(イ・ユキ) 12歳 大阪市立加美北小学校6年生(1992年8月)
李悠太(イ・ユテ) 8歳 大阪市立加美北小学校2年生(1996年8月)

● 経過

(1) 母親の高銀烈さんは、韓国人で1991年8月25日、短期滞在の在留資格で日本に入国。在留期限は同年9月9日だったが、その後も日本に在留を続けたため在留期限後は超過滞在の状態になった。
(2) 高さんと1989年から交際関係にあった男性は、当時日本での永住資格を持つ在日韓国人であったが、1999年9月9日に「帰化」し、日本国籍を取得している。
(3) 上記男性と交際開始後、高さんは韓国と日本を往復していたが、1991年8月25日の入国後、彼女の現住所で同棲を始めた。同男性との間に、1992年には悠紀ちゃんを、5年後の1996年には悠太くんを出産。しかし、さまざまな事情から婚姻届は提出できず、同男性は1997年6月18日、悠紀ちゃんと悠太くんの認知届を大阪市平野区長に提出。
(4) 高さんと同男性の内縁関係は1997年5月に解消に至り、高さんは同男性から養育費を受け取りながら悠紀ちゃんらを育てている。また、同男性は1999年11月に別の女性と結婚したが、悠紀ちゃんらと毎月1回もしくは2回の面会を続けており、悠紀ちゃん家族3名が在留特別許可を得られるよう強く希望。
(5) 同男性との結婚の可能性がなくなった高さんは、大阪入国管理局に出頭し、在留特別許可を申請したが認められず、2001年8月13日に退去強制を命じられた。2002年5月には、高銀烈さんと李悠紀ちゃんらは、森山真弓・法務大臣(当時)と面談を行った。
(6) 裁判に提訴するが、2003年8月に大阪地裁判決、2004年5月に大阪高裁、2004年10月には最高裁において敗訴した。
(7) 2004年11月に、出入国管理局に再度審査を求めたが、同年12月24日に在留不許可通知、現在に至る。

● 在留特別許可を求める理由

(1) 母、高さんの日本在留期間は13年以上(2005年1月現在)に及び、生活基盤は日本にあり、韓国にはまったくない。悠紀ちゃんと悠太くんは二人とも日本で出生し、日本語しか話せず、日本の学校で教育を受けている。また、高さんは病弱で就業が困難である。こうした状況下で、二人を父親と引き離し、家族を韓国に強制送還することは人道的に問題である。
(2) 現在、悠紀ちゃんと悠太くんは、それぞれ大阪市立加美北小学校6年生と2年生であり、ともに日本語しか話せない。現状で二人を韓国に強制送還した場合、日本の保育園や学校の経験しかない二人は、言葉や交友関係、学習内容等で韓国の学校に適応することができない。特に、悠紀ちゃんは小学校の仲間たちとこのまま中学校に進む希望に胸を膨らませている。多感な青少年期に、本人の責任のないところで生活の基盤と学習の機会を奪われることは、子どもの心に取り返しのつかない大きな傷を与えることになる。

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