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■ 東大阪市が、大阪朝鮮高級学校の土地返還を要求!裁判始める。(07/4/20)
東大阪市菱江にある大阪朝鮮高級学校の敷地一部が、東大阪市の市有地にあたるとして、土地の明け渡しと市有地となって以降の賃料損害金の支払いを大阪朝鮮高級学校に求める裁判が去る3月15日大阪地裁で始まりまった。

東大阪市が所有権を主張しているのは大阪朝鮮高級学校の運動場のほぼ4分の1にあたる約600坪。

この土地はもともと朝鮮学園が1965年に学校用地として購入したもので、1970年に東大阪市が決定した都市計画事業によって、その土地の一部が「減歩」されることとなった。この後、朝鮮学園と東大阪で土地問題に関する協議が重ねられ、1972年には、
@減歩は土地等でおこなう。
A教育施設の有益性の立場を考慮して、双方協議の上履行する。
とする「覚書」が交わされた。 これ以降交渉が重ねられ、1986年には大阪朝鮮学園が東大阪市に対して金銭解決の方向で申し出たものの、折り合いがつかず、東大阪市は一方的に協議を打ち切り、1995年に市有地明け渡しを通知してきた。その後何度か交渉は持たれたものの、1998年からは議論が暗礁に乗り上げ、その結果、東大阪市は提訴に乗り出した。

今回の東大阪市の提訴は、「教育施設の有益性の立場を考慮し、双方協議」で解決するとした覚書を無視するものであり、同時に行政の都市計画事業に端を発する問題が、在日コリアンの子どもたちの教育権を侵害しかねず、問題は深刻と言える。

大阪朝鮮高級学校は、ここ近年、スポーツや芸術分野で高い評価を受けており、特にサッカー、ラグビーでは大阪府を代表して全国大会に出場、強豪校と接戦を繰り広げるなど、在日コリアンのみならず、地域社会からも温かな声援を受けてきた。
大阪朝鮮高校の運動場は、現状でもぎりぎりの広さで、東大阪市の求めが通れば、教育活動は著しく停滞することになる。決して十分とはいえない教育支援と社会環境のもとでも、朝鮮高級学校は少なくない成果を上げており、全国の在日コリアン社会の関心は高く、この土地の処遇をめぐって在日コリアン社会は固唾をのんで見守っている。

朝鮮学校は、戦後すぐにその起源を置き、社会が混乱した状況下で、同胞たちが力を結集して建設した。民族学校は、単なる教育機関という側面だけではなく、朝鮮人住民のコミュニティセンターとしての役割も大きく、裁判所にそうした社会的影響も考慮するよう求めたい。

先般、東京都江東区にある東京朝鮮第二初級学校の土地所有をめぐって争われた裁判、いわゆる枝川裁判も和解決定したところだ。この裁判は、石原知事の肝いりで行われた「朝鮮学校つぶし」だとも言われたが、しかし裁判所は、都を含め行政側が長きにわたって放置してきたこと、また朝鮮学校近隣の土地活用との整合性、あるいは実際に学校として使用されている現状を重視し、朝鮮学校側が適正金額で都から買い取ることで和解を促しました。関係者らは、司法が良識ある判断を示したと受けとめている。

今回の大阪朝鮮高級学校の土地引渡し裁判についても、裁判所は単なる土地の所有権問題ではなく、歴史的、人権的観点から良識ある判断を下すべきことを期待したい。 この裁判の行方は、朝鮮学校の位置づけや民族教育の社会的認知にも影響を与え、在日社会はもとより、日本社会の真の国際化や共生社会づくりにも試金石となるだろう。

当センターでは、大阪朝鮮学園の取り組みに全面的に支援・協力し、これを契機に民族学校の処遇改善につなげていきたいと考えている。この問題について、広く市民に知らせる集会の開催も予定される。ぜひ多くの方々が参加して下さるよう呼びかけたい。

すべての子どもの学ぶ権利と民族教育の保障を!
大阪朝鮮高級学校の運動明け渡しに反対し裁判を支援する集会
日時:2007年4月20日(金)午後6時半開始
場所:クレオ大阪中央(地下鉄谷町線・四天王寺夕陽丘駅下車すぐ)
主催:大阪朝鮮学園など 


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