コリアNGOセンターの民族教育権確立事業 コリアNGOセンターの共生社会 コリアNGOセンターの国際・交流協力 コリアNGOセンターのハングル教室 コリアNGOセンターのコリアタウン人権研修 コリアNGOセンターの物品販売
最新情報

「枝川朝鮮学校を応援する集い」報告(06/6/25)


学校用地が不法占拠だとして東京都から用地の明け渡しを求められている東京都江東区枝川の東京朝鮮第二初級学校の裁判、いわゆる「枝川裁判」を支援する集会が6月25日江東区文化センターであり、支援者、地元住民ら約800名を集め、開催された。
  この「枝川裁判」は、区内の住民らが東京朝鮮第二初級学校の用地をめぐって住民監査請求し、無償貸与契約期間が切れた1990年以降は、東京都の所有地にある朝鮮学校が不法占拠状態にあるとの監査結果が出ると、東京都は学校側に対し13億円での買取を要求した。
  年間予算5000万円程度の学校に買取の能力があるはずなく、学校側は協議を通じての解決を求めたが、東京都側は2ヶ月だけの形式的な協議を突如打ち切り、東京地裁に明け渡しを求め提訴した。「枝川裁判」と呼ばれている。
  学校側は、契約締結時の美濃部都政が、在日朝鮮人の民族教育の歴史的経過と朝鮮学校の財政実態などを考慮して無料賃借契約が交わされたこと、無償貸与契約書類に「期間満了時に継続使用する必要がある場合は協議し善処したい」と明記されていたことから、東京都の明け渡しは不当だとして裁判で争っている。
  この裁判は、朝鮮学校の敷地問題を争うだけでなく、在日コリアンの民族教育権を認めるか否かの重要な意味が込められている。また日本社会における在日朝鮮人の法的処遇の問題や、朝鮮学校と地域社会の共生のあり方など、昨今の民族教育運動のきわめてシンボル的な裁判として注目を集めている。
  この日の支援集会は、枝川裁判支援連絡会らでつくる同実行委員会が主催で、第二初級学校の子どもたちによる文化披露のほか、朝鮮学校生徒と日本人青年らの青春を描いた映画「パッチギ」の上映と、「パッチギ」製作した井筒和幸監督らによるトークセッションなどが行われた。韓国からも応援メッセージが送られるなど、会場は裁判の勝利に向けて盛り上がりを見せた。
  また、枝川朝鮮学校支援都民基金がこの間に集めてきた寄付金で第二初級学校に通学用バスを贈呈。朝鮮学校に大きなエールが送られた。
  枝川裁判は、来年判決が出る見込み。
  今回の支援集会にあわせて枝川裁判支援連絡会は、『とりあげないで私の学校〜枝川朝鮮学校裁判の記録〜』(樹花舎)を出版。この間の裁判の記録のほか、裁判所に提出した意見書などを収録。在日コリアンの民族教育権の歴史的および理論的正当性を整理したものとして価値ある一冊(800円)になっている。購入希望の方は、当センターまでご一報ください。

お問い合わせ 特定非営利活動法人 コリアNGOセンター center@korea-ngo.org
Copylight 2005 korea.ngo.center. All Right Reserved