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コリアNGOセンターの活動が評価され、大統領表彰が授与

「在外同胞 有功勲・褒章 伝授式」
(※横幕のハングル)
 12月4日、大阪市内のホテルで在外同胞有功者勲褒賞授与式がおこなわれ、コリアNGOセンターに韓国政府から大統領表彰が授与された。
 これまで多くの皆さまに支えられ、ともに取り組んできた実績が評価されたものであり、今後もより一層の努力が求められる。

大統領表彰の授与にあたっての当センターからの謝辞

 このたびの大統領表彰の受賞にあたり、韓国政府、駐大阪韓国総領事館、そして関係者のみなさまに心より感謝いたします。またこれまでコリアNGOセンターの事業に多大なご支援・ご協力くださった在日同胞、日本市民の皆さまにも心より感謝いたします。
 コリアNGOセンターは21世紀にはいり、これからの新しい在日同胞社会のビジョンをどのように展望するかという苦悩のなかから出発し、これまで在日同胞の人権団体として「人権・平和・共生」を理念として活動に取り組んできました。
 これまで在日同胞のみならず外国にルーツのある子どもたちの教育、ヘイトスピーチに象徴される差別のない社会、そして日本、朝鮮半島がともに平和で発展できる社会になるために、活動にとりくんできましたが、今回の表彰は、在日同胞社会の発展と東アジアの平和と共生を願い、コリアNGOセンターを支援してくださったすべての人たちに与えられたものだと思います。
 いまだ日本社会の理不尽な差別や朝鮮半島と日本の葛藤、南北対立など、私たちが真に人間らしく生きていくために解決していかなければならない課題は山積しています。
 今回の受賞を契機に、よりいっそうの事業の発展に邁進していきたいと思います。
 最後に、あらためて感謝の言葉を送り、あいさつといたします。 (2020.12.08)

会費、寄付金をクレジットカードでお支払いできるようになりました

 当センターでは、オンライン決済サービス「Syncable」の利用を開始しました。これにより、会費、寄付金(カンパ)をクレジットカードでもお支払いすることができるようになりました。


 当センターの活動への幅広いご支援をお願いいたします。 (2020.08.20)

総会記念講演に恵泉女子学園大学の李泳采教授  韓日関係を東北アジアの平和の視点から

 当センターの2018年度活動報告と決算、また2019年度活動計画と予算を承認してもらう総会が6月15日に大阪市内であった。議案がすべて総会で了承を得られたのち、毎年恒例の記念講演が開催された。今回の講師は恵泉女子学園大学の李泳采(イヨンチェ)教授。韓日関係の現状を分析し、今後の展望について講演してもらった。
 李教授は大阪で開催されるG20で、戦後最悪と言われる現状から韓日首脳会談が危ういとメディアで取りだたされている点について、互いの政府で接点をざかす努力が模索されていると語りつつも、韓国が第3回朝米会談を模索するため、G20後のトランプ米大統領訪韓前に焦点をあわせ、南北首脳会談の調整に入っていると語った。朝米会談で関係改善が韓国政府主導で模索されるなか、韓国との連携に消極的だと見られることが賢明であるかの冷静な判断が日本側に必要だと指摘した。
 また、韓国の文在寅大統領によるヨーロッパ歴訪を終えたが、G20で朝米関係改善への支持獲得が目的であり、南北和解を国際社会全体で理解、賛同を広げたいとの戦略があると述べた。
 その上で、南北和解が進めば大規模な経済開発がすすみ、陸路がヨーロッパとつながることから、大きな経済圏を見越し、中国、ロシアはもちろん、アメリカも投資のタイミングを見計らっている。そうした流れになんら関与できていないのが日本だけで、朝鮮半島情勢に冷ややかな態度がこのまま続くことが、狭い意味での国益の視点からも日本にとっていいことか、検討が必要だろうと指摘した。
 日本における韓国への反感が高まるきっかけとなった元徴用工裁判については、かつて被告側企業が和解に応じることを検討したものの、現在は安倍内閣によってブレーキがかかっているとし、政治情勢をふまえて、韓国政府として代案を出すタイミングを見ていると分析した。
 一方、自身としては国際司法裁判所にこの課題を持ち込むことも必要ではないかとし、その場合、国際司法裁判所は和解勧告を両国に勧告することになるのではないか展望した。
 当センターの問題意識とも重なる視点が多く、多角的に整理された視点で、韓日関係や東北アジアの信頼醸成や平和共存について講演した。 (2019.06.17)

コリアNGOセンター 2019年度定期総会および記念講演会の開催

 コリアNGOセンターの定期総会と記念講演会を下記の通り開催いたします。会員の皆様には総会から是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。また、記念講演会はどなたでもご参加できます。(誹謗中傷や進行妨害を目的とした参加はお断りしています)

  • 日時:2019年 6月 15日(土) 18:00 開始
  • 場所:エルおおさか 701号室 (大阪市北区北浜東3-14)
  • <第1部> 18:00~19:00 総会   ※会員のみ出席できます
    2018年度事業報告・収支決算報告、2019年度事業計画・収支予算、次期役員体制
  • <第2部> 19:00~20:30 記念講演   ※どなたでもご参加できます
      「いま日韓関係に何が必要か ~市民社会から問う~」
        李泳采(イ ヨンチェ)さん(恵泉女学園大学教授)
      ・参加費:500円(センター会員は無料)
  • お問い合わせ:当センター事務局まで  TEL:06-6711-7601、e-mail:center@korea-ngo.org


※上記画像をクリックすると、同デザインのチラシデータ(PDF、0.3MB)がダウンロードできます。


コリアNGOセンター 2018年度定期総会の開催

 コリアNGOセンターの定期総会を下記の通り開催いたします。とくに会員の皆様には、是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。

  • 日時:2018年 5月 27日(日) 14:30開場、14:45開始
  • 場所:貸会議室ユーズ・ツウ (大阪市北区梅田2-1-18 富士ビル3F)
  • <第1部> 14:45~16:00 総会   ※会員のみ出席できます
    2017年度事業報告・収支決算報告、2018年度事業計画・収支予算、次期役員体制
  • <第2部> 16:15~17:45 記念講演   ※どなたでもご参加できます
      「平和に向かう東アジアと日本政治の課題」
        矢野宏さん(フリージャーナリスト、「新聞うずみ火」代表)
      ・参加費:1000円(センター会員は無料)
  • お問い合わせ:当センター事務局まで  TEL:06-6711-7601、e-mail:center@korea-ngo.org


コリアNGOセンター 2017年度定期総会の開催

 コリアNGOセンターの定期総会を下記の通り開催いたします。とくに会員の皆様には、是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。

  • 日時:2017年 5月27日(土) 14:30開場、14:45開始
  • 場所:ハートンホール本町 (大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪御堂筋ビルB1)
  • <第一部> 総会   ※会員のみ出席できます
    2016年度事業報告・収支決算報告、2017年度事業計画・収支予算、次期役員体制
  • <第二部> 記念講演   ※どなたでもご参加できます
      『韓国大統領選挙と日韓関係』
        文京洙さん(立命館大学特任教授、当センター評議員)
  • お問い合わせ:当センター事務局まで  TEL:06-6711-7601、e-mail:center@korea-ngo.org


境界から共生へ~ コリアNGOセンター10周年記念のつどいを開催しました

開会挨拶する
林範夫(イム・ボンム)代表理事

郭辰雄(クァク・チヌン)代表理事から
当センターの10年の歩みを紹介した
 コリアNGOセンターが発足10年の節目を迎えて、その記念の行事を11月30日に大阪市天王寺区のたかつガーデン(大阪府教育会館)で開催しました。2004年5月に発足して以来、民族教育権保障の取り組み、多文化共生、日韓市民交流、南北コリアそして東アジアの平和定着をめざした様々な事業に取り組んできました。当初の草創期は暗中模索の日々でしたが、多くの方々に支えられて、現在では大阪と東京に拠点を置く幅広い活動を担っています。
 とりわけ、私たちが大事にしてきた民族学級の制度保障や生野コリアタウンのまちづくり、またすべての外国人の人権が保障される社会環境の整備に、日韓、そして南北を視野に置く東北アジアの平和定着に向けた市民交流など、地域社会から国境を越えるグローバルな課題まで、私たちにできることを地道に、そして私たちにできないことは様々な人々や団体と連携しながら取り組んできた歳月でした。
 これからの10年を見越して、心を一新してまた新たな創造のページを開こうと考えています。今回の10周年のつどいは、そうした決意をお披露目するにもっともふさわしい皆様が駆けつけてくださいました。外務副大臣の中山泰秀自民党前衆議院議員(今国会の解散による)、元首相補佐官の水岡俊一民主党参議院議員、八尾市から田中誠太市長、また民団大阪本部の各役員の皆さんに加え民族教育関係者、他にも大阪府、大阪市、堺市をはじめ各自治体の議員、行政の幹部の皆さんが来賓としてかけつけてくださりました。またほかに民族講師、学校教員、行政担当者、日韓市民運動の活動家、国際交流関係、ジャーナリスト、ヘイトスピーチを監視するグループなど、実に多彩な人々がかけつけてくださり、節目の会を祝ってくださいました。
 総勢240名。また、メッセージを送ってくださった皆様にも見守られながら、さらなる飛躍を誓うことができたいと思います。これまで支えてくださった皆さんに心よりのお礼を申し上げながら、これからも私たちがしっかり努力し、「人権」「平和」「共生」の理念を実際の社会づくりに生かせるよう取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。(2014.12.02)

경계로부터 공생으로~ 코리아NGO센터 10주년기념행사가 거행되었습니다.

 코리아NGO센터 발족10주년 기념행사를 11월30일에 오사카시내에서 개최했습니다.2004년5월에 발족한이래 민족교육권보장、다문화공생、한일시민교류、남북코리아그리고 동복아의 평화정착을 향한 다양한 사업을 추진해왔습니다.초창기는 암중모색의 세월이었습니다만 많은 분들의 애정과 지원을 받아 현재 오사카와 동경에 거점을 두고 NGO로서 사회적으로 꽤 인지받는 단체로 성장했습니다.
 특히 우리가 지금까지 소중히 다루어온 민족학급의 제도보장,이꾸노코리아타운활서화、또 모든 재일외국인을 시야에 둔 인권보장사업,또 한일과 남북을 망라한 동북아평화정착의 시민교류 등.말하자면 지역사회로부터 국경을 초월한 글러벌한 과제에 이르기까지 활동범위는 급속히 확대해왔습니다.
 우리가 할 수 있는 일은 항상 노력을 아끼지 않고,우리가 못하는 일은 힘이 있는 사람들이나 단체와 과감하게 연계해 문제해결에는 겸손한 자세로 임해왔습니다.
 앞으로의 10년을 내다보고 새 마음으로 새 창조페이지를 열어나가고자 생각하고 있습니다. 이번 10주년 모임은 그러한 결의를 다짐하는 데 가장 잘 어울리는 참석자들이 바쁜 와주에도 불구하고 출석을 해주셨습니다.외무부대신(외무부부장관)의 나카야마야스히데 자민당중의원의원、전수상부좌관의 미즈오카슝이치 민주당참의원의원、오사카부야오시루부터 다나카세이타시장、또 민단오사카본부의 각임원,민족교육관계자、오사카부、오사카시、사카이시의 각지방의원、행정간부들이 내빈으로 참석하셨습니다.한국에서도 안민석국회의원,사단법인평화문제연구소의 신영석이사장님이 정열적인 메세지를 보내주셔서 우리를 뒤밀어주셨습니다. 그 밖에도 민족학급선생님들 일본공힙학교 교원들、행정일선 담당자들、한일시민운동의 활동가들,국제교류종사자들、언론인、헤이트스피치감시활동그룹등、너무나도 다채로운 사람들이 우리를 위해서 참석해주셔서 축하를 해주셨습니다.
 참석자 총240명.새로운 비약을 위해 우리가 다시한번 맹세하는 좋은 기회가 되었습니다.지금까지 관심과 애정을 기울여주신 모든 여러분께 마음으로부터의 감사말씀드리고 앞으로도 「인권」「평화」「공생」의 이념을 더욱더 높이 내세우고 사회만들기의 실천활동에 보다 노력해 나갈 것을 약속하겠습니다.
앞으로도 잘 부탁드립니다.(2014.12.02)

“コリアNGOセンター設立10周年記念の集い”を開催します。

 2004年3月に設立された(特活)コリアNGOセンターも今年で10周年を迎える運びとなりました。
 21世紀を迎え、新しい在日コリアンのプラットフォームとして「平和」「人権」「共生」「自立」を理念に設立したコリアNGOセンターは、会員や支援者の方々はもちろん、ミッションと事業に共感してくださる多くの方々に支えられながら、これまで数多くの事業を進めてくることができました。
 つきましては、下記の通り設立10周年を記念して、会員、支援者をはじめ、これまでご支援・ご協力いただいたみなさまと10年を振り返りつつ、懇親を深める会を開催いたします。ご多忙とは存じますが、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。


新年のご挨拶

 平素より、当センターの諸事業に多大なるご支援とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 今年は、韓国と日本に誕生した保守政権により、冷え込んでいた韓日関係も改善に向かうと見られましたが、両国の新政権発足以来未だ一度も首脳会談が行われないなど異例の状態が続いています。それに加え、年末の安倍首相の靖国神社参拝により、韓日関係はもとより、日中関係もさらに悪化することが懸念されています。
 領土問題をめぐるナショナリズムが高まりを見せる東北アジアにおいて、予測不可能な緊張感が生み出されています。
 こうした状況の中、インターネットから生まれたとされる偏狭で、暴力的な極右集団が、繁華街などで公然と人種差別を扇動する言動を繰り返すヘイトスピーチに、社会の関心が集まりました。私たちの事務所が所在する東京新宿区や大阪・鶴橋駅周辺においても、在日コリアンをターゲットにした悪質な言動が繰り返され、当センターも行政機関、議会関係者、関係団体と連携し、「あらゆる差別を許さない」という社会メッセージを強く発信しました。この問題は当面、重要なテーマとなることが予測されます。
 一方、在日コリアンをはじめすべての外国人・民族的マイノリティの子どもたちの教育権保障に関わる支援と制度保障運動は、私たちの一丁目一番地であり、民族学級をめぐるさらなる環境整備に加え、昨年9月からは大阪市中央区をフィールドに「Minamiこども教室」を発足しました。また、一昨年来、地道に続けてきている東京新宿周辺に暮らすマイノリティの子どもたちの学習支援教室も加え、外国人・民族的マイノリティの子どもたちの人権を守る防波堤的役割をこれからも担っていく所存です。
 きびしい社会状況の中でも当センターは発足以来のミッションである「平和」「人権」「共生」を掲げ、マイノリティ当事者のNPOとして、日本社会はもちろん、韓国社会、そして東北アジアレベルの市民連帯にも視野を置き、ミッションを果たして行きたいと考えています。
 新年も、私たちの諸活動にぜひとも多くの皆さまのご支援・ご協力を賜り、政策立案、現場支援、連帯、交流の事業をさらに進めて行きたいと考えております。引き続き、ご指導をお願い申し上げます。
 関係者の皆様のご多幸を心より祈願しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
2014年1月1日
(特活)コリアNGOセンター
代表理事  林範夫 郭辰雄


当センターの2013年度総会が開催

総会後の記念講演
 去る5月18日(土)大阪市中央区にて、コリアNGOセンターの2013年度総会が開催された。2012年度活動報告及び決算、2013年度活動計画及び予算など、4つの議案が提起され、全て承認された。次期役員体制は、これまでの理事・監事11人が再任されるとともに、大阪府民族講師会共同代表の姜孝裕さんが新任となった。
 続いて開かれた記念講演会では、ジャーナリストの安田浩一さんから、『ネットと愛国』の取材を通じて~在特会とネットファシズム、そして差別について」と題して、1時間40分に及ぶ講演をしてもらった。いま起きている排外主義の動きについて、「とうてい許されるものではないが、『反韓』『反在日』の一点でつながれば誰でも受け入れる彼らが、社会に不安を感じる人、格差などの問題をまじめに考えようとする人たちの受け皿になっている。そういった社会の有り様から考える必要がある」という指摘がなされた。
 詳しくは、当センターのニュースレターvol.33で報告する。(2013.05.21)

(特活)コリアNGOセンター2012年度総会が開催される

記念講演で語る水野晶子さん(右)
 2011年度を締めくくり、2012年度の事業方針の承認を受ける2012年度の当センターの定期総会が5月26日、大阪市北区で開催された。総会は定款に基づくもので、前年度の事業総括と会計決算を受け、新年度の事業方針案と予算案が承認される。総会では、事務局からの事業報告を受けたのち、出席者からの質疑応答を受付けた。議論においては昨今の社会情勢をふまえ、センターとしてどのような方針に取り組むのかなどの質問が出、事務局からの説明が行われた。
 なお、提案された議案についてはすべて満場一致で承認された。
 また、総会終了後、毎日放送アナウンサーの水野晶子さんを講師に「3・11以降、報道の今~ラジオニュース『たねまきジャーナル』の“伝える”現場から」というテーマで講演を行った。
 センターでは、今年度も活動を支え、参加してくださる正会員、賛助会員を募集中。(2012.5.29)
(詳しくは「会員募集」のページをご参照ください。)

(特活)コリアNGOセンター 2012年度総会を開催します

 コリアNGOセンターは、会員皆さまのご支援、ご協力をいただきながら、民族教育権の確立をはじめとする在日コリアンの権利向上、日本社会との共生にむけた取組み、朝鮮半島の統一を視野に入れた東北アジアのコリアンネットワークの活性化などに取り組んできました。
 この度、2012年度の総会および記念講演を下記の通り開催します。ぜひ会員の皆さまのご出席をお願い申し上げます。

  • 日時:2012年 5月26日(土) 14:30~17:00
  • 場所:貸会議室ユーズ・ツウ (大阪市北区梅田2-1-18 富士ビル4F F室)
  • 【第1部 総会】14:30~16:00
     -各事業報告・計画案など
  • 【第2部 記念講演】16:00~17:00
     -講師:水野晶子さん(毎日放送アナウンサー)
    ※終了後、17:30より懇親会を開きます。
  • お問い合わせ:当センター事務局(TEL:06-6711-7601、e-mail:center@ korea-ngo.org)まで

新年のご挨拶

 새해 복 많이 받으세요.
 明けましておめでとうございます。
 旧年中はコリアNGOセンターの諸活動に多大なるご支援とを賜り、まことにありがとうございました。
 昨年は、センター東京事務所を新しく設け、よりウィングを広げた活動に取り組むことができました。中央府省や国会への情報収集を活発化し、全国的なNGOネットワークの仲間たちとともに、政策提言や立案活動をより積極的に取り組みました。一方、公立学校における民族学級の制度保障、外国人学校の処遇改善、在日コリアンなど在日外国人の人権・生活相談、生野コリアタウンの地域活性化事業などの現場に根ざした活動にも引き続き力を傾けています。
 加えて、去る10月のワンコリアフェスティバル2011を共催し、朝鮮半島や東北アジアの平和構築と和解の確立に向けた、国境を越えた市民交流にも取り組んでいます。
 年末に飛び込んできた朝鮮民主主義人民共和国国内の大きな変化とともに、2012年は韓国の大統領選挙をはじめ関係国が大きな転換期を迎えます。多くの困難な政治課題が山積する中ではありますが、市民が牽引する緊張緩和と和解協力の価値定着に向け、新年も当センターの役割を自覚し、諸事業を展開する考えです。
 2012年もすべての皆様にとって、よい1年となりますよう、お祈りすると同時に、引き続き、コリアNGOセンターの諸活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
2012年1月1日
(特活)コリアNGOセンター

当センターの2011年度総会が開催される

 当センターの2010年度を締めくくり、新年度の活動方針などを決定する2011年度総会が新大阪のトーコーシティホテルで開催された。総会では、2010年度の活動報告案と予算決算案、2011年度の活動方針案と予算案が理事会から提案され、質疑応答、採択が行われた。
 活動報告では、当センターが2010年度に手がけた教育、法律相談、国際交流、ワンコリアフェスティバルなど各分野の幅広い事業の実践報告が行われた。とくに、昨年6月6日に新統合を受け初めての年度ということもあり、活動がさらに拡充している様子が報告された。
 また、2011年度の活動方針では、日本におけるコリアンコミュニティの活性化に向けたサポートの充実化や、多民族・多文化共生社会作りに向けた法律制度の政策提言のさらなる活発化などが提案された。
 会場からは昨今の政治情勢や財政活動についての質問が出るなどした。採択では、提案議案のすべてが承認された。
 また、総会終了後、すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)の古屋哲さんを講師に、新しい在留管理制度の現状と課題についての記念講演が行われた。 (2011.5.30)

コリアNGOセンター東京事務所の開設記念シンポジウム「境界から共生へ」が開催される

4人のパネリストによる討論
 当センターが、全国レベルの発信力を強化するため、昨夏東京事務所を開設した。その開設を広く知らせることを目的とする記念シンポジウムが29日、東京都千代田区の在日本韓国YMCAスペースYで開催され、約150名の参加者が集まった。
 当センターは、大阪、関西を拠点に活動してきたが、国全体を視野においた政策提言活動や、メディアを通した全国レベルの発信力を強化するため、昨秋東京都新宿区に東京事務所を設立し、大阪事務所との二ヶ所で活動を開始することとなった。
 全国的課題として浮上している多民族・多文化共生や遅れを見せる人権政策、また東アジアレベルでの平和・共生の市民ネットワークづくりに、関西、関東からより効果的に取り組む考えだ。
 開設を記念して開催したシンポジウムでは、東アジアの市民社会に詳しい立命館大学教授の文京洙(ムンギョンス)さん、国際人権法研究者で青山学院大学教授の申惠?(シンヘボン)さん、在日コリアン弁護士協会代表で弁護士の殷勇基(ウンヨンギ)さん、作家の梁石日(ヤンソギル)さんがそれぞれの専門分野から発言した(シンポジウムの模様は2011年3月発刊予定のセンターニュースレター参照)。
また、記念シンポジウムの開催にあたり、関東地域のニューカマー韓国人団体や中国出身の朝鮮族同胞団体、また在日外国人の人権保障に取り組む団体などから応援挨拶を受けた。 (2011.2.1)

コリアNGOセンター東京事務所開設記念シンポジウム開催

(特活)コリアNGOセンター 東京事務所の開設を記念してシンポジウムを開催しました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。