100年以上の歴史を持つ在日コリアン社会は、1,2世から3,4世へと世代交代が進み、また日本国籍取得者の増加や、、国際結婚の増加によるダブルのこどもたちの急増、そして90年代以降韓国から日本にやってきた「ニューカマー」と呼ばれるコリアンの大幅な増加など、その国籍や出自、価値観などがますます多様化しています。また、中国東北部出身の朝鮮族も現在数万名を数えます。

　在日コリアンの一人ひとりが、より自由に、平等に、豊かに生き、活躍することができる環境やフィールドを広く、深く創っていくためには、当事者であるコリアン同士の連携と協力関係が何より重要です。

　コリアNGOセンターは、このような多様な在日コリアンのニーズに応えるために、各界各層の在日コリアン団体・個人との交流・協力関係を活性化し、在日コリアン社会の豊かな社会的基盤を創造することを目指します。

　とりわけ、日本で増加するニューカマー・コリアン（韓国人）、そして中国朝鮮族とのネットワークを強めることは、とくに注力すべき課題と考えています。2010年9月、在日本関西韓国人連合会（関西韓人会）の設立総会が開催されたときは、当センターも招待されました。また同年10月に大阪市・新今里公園で開催された関西地域朝鮮族運動大会には、当センターも準備、運営に協力しました。

　それとともに、朝鮮半島に住む人はもちろん、世界各地、とくに東アジアに居住するコリアンとの間で交流をすすめ、国境を越えた、東アジア大、さらには世界大のコリアン・ネットワークを構築します。
このネットワークは、を通じて、南北コリア及び、とくに東アジアに居住しているコリアンとの間で交流をすすめ、コリアン・ネットワークを構築します。

　これまでも、コリアン・ネットワークに関連して、韓国の市民社会団体との協力、協働をさまざま実践してきました。その一例として、地球村同胞連帯（KIN）という韓国の団体が毎年開催している「在外同胞NGO大会」には継続して参加し、2007年及び2010年に日本・関西地域で開催された時は、その準備や当日の運営に大きく協力しています。

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韓国の国会議事堂会議室で開催された「在外同胞NGO大会」（KIN主催）のセミナー。韓国、中国、ロシア、日本から参加し、韓国政府の在外同胞政策を討議	2008年サハリンで開催された「在外同胞NGO大会」にも参加
韓国で開催された「東北アジアコリアンネットワーク国際会議」	2008年に在日コリアンの高校生を対象に実施した韓国スタディツアー