今年は関東大震災時の朝鮮人虐殺事件から100年にあたります。
当時の在日朝鮮人団体や解放後の在日朝鮮人は虐殺の日本政府の責任を追及してきましたが、日本政府はこの事実を隠蔽し虐殺に加担した自警団を放置し、目撃した民衆は口をつぐんできたため、長年にわたってこのことが世に知られることがありませんでした。日本政府は今も国家の責任所在を認めていません。むしろ日本社会では、朝鮮人虐殺の事実を隠蔽し、正当化しようとするような歴史修正主義の動きが高まってきています。
今あらためて、関東大震災・朝鮮人虐殺を問い、真相究明と謝罪を日本政府に求め、日本の植民地責任、虐殺責任を明らかにすることが必要です。そのうえで、今も横行し、後を絶たないヘイトスピーチ、ヘイトクライムを許さない闘いを構築することです。
遺族たちは、遺骨を今も探し続けています。遺骨はもの言わぬ証言者です。犠牲者に心から追悼の意を表明し、本集会を企画しました。集会は日韓共同で開催します。ぜひみなさんのご参加をお願いしたします。
【日 時】 8月27日(日) 14:00~16:30
【場 所】 エルおおさか5F視聴覚室
(大阪市中央区北浜東3-14 地下鉄・京阪「天満橋駅下車徒歩4分)
【内 容】
映像でみる「関東大震災・朝鮮人虐殺」
講演 「関東大震災・朝鮮人虐殺100年を問う」 講師 中村一成さん
<プロフィール>
ジャーナリスト。在日朝鮮人や移住者、難民を取り巻く問題や、死刑などを主なテーマとしている。主な著書として、『ルポ京都朝鮮学校襲撃事件ー<ヘイトクライム>に抗して』(2014年 岩波書店)、『ルポ思想としての朝鮮籍』(2017年 岩波書店)、『「共生」を求めて:在日とともに歩んだ半世紀』(2019年 解放出版社)、『映画でみる移民/難民/レイシズム』(2019年 影書房)、『ウトロここで生き、ここで死ぬ』(2022年 三一書房)など多数。
アピール 「現場から ヘイトを許さない」 郭辰雄さん
【連絡先】
TEL 06-6711-7601(コリアNGOセンター)
bfaud806@cow.zaq.ne.jp (冨永猛/O-K交流会共同代表、ヨンデネット共同世話人)