活動報告

大阪でミックスルーツ教員交流会を開催

 教育現場で外国ルーツの子どもたちが増えているなかで、外国籍やダブル、クォーターなど外国にルーツのあるミックスルーツ教職員が互いにつながり学び合う交流会として、11月20日、大阪市内で「第3回ミックスルーツ教職員交流会」が約40名の参加のもとで開催されました。

 大阪府下の公立学校には、すでに200名を超える外国籍教員が活躍しており、日本国籍の外国にルーツのある教職員を含めると、その倍以上いるといわれており、これからの多文化共生の学校づくりにますます欠かせない存在になっていきます。

 この交流会はそうしたミックスルーツ教職員がつながり、実践交流やお互いの学びにつなげようと企画されたもので実行委員会が主催、コリアNGOセンターが共催し、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、堺市教育委員会がそれぞれ後援しておこなわれました。

 交流会では第一部として元兵庫県立湊川高校教員で、「ボクらの叛乱」という小説を執筆された方政雄(パン・ジョンウン)さんの講演がおこなわれました。方政雄さんは1992年に教員採用され2006年に当時の校長先生の依頼で主任を担うことになりました。しかし2007年に外国籍者は管理職になれないとして主任職を辞めることを余儀なくされました。日本の場合、いまでも教員は外国籍であることを理由にして「教諭」にはなれず、「(期限を付さない)講師」でしか採用されません。そのため管理職になることはできないのです。これは1953年に内閣府が「公権力の行使または公の意思形成に携わる公務員は日本国籍が必要であることが当然の法理」としたためで、教員はもちろん公務員も管理職にはなれません。こうした教育現場での制度上の外国人差別に反対するこれまでの運動を紹介しつつ、「私たちはさまざまな問題を解決していくためにも互いにつながらないといけません」との思いを伝えてくださいました。

 その後、各校種別にわかれて交流の場を持ち、互いの日々の問題意識や関心事について交流を深めました。ともすれば教育現場のなかで無理解や孤立という状況を感じることもあるミックスルーツ教員が互いの思いを分かち合える交流の機会は今後も続けていきたいと思います。

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